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南極で活躍

海上自衛隊が保有する艦船の中で、南極で活躍している艦船があります。氷で覆われた世界を砕氷しながら進む『砕氷艦しらせ』です。

氷で覆われた水域を航行するために、砕氷設備や構造の強化がされています。日本には海上保安庁の保有する『砕氷船そうや』などもありますが、オホーツク海の流氷の時期などに活躍しており、海上自衛隊のしらせとは全く違う目的で活躍しています。1981年12月11日に命名進水式を行い、その翌年から南極で活躍していた『砕氷艦しらせ』ですが、約25年の長い任務を終え、2008年7月30日に除籍となり、自衛艦旗返納行事が行われました。後継艦が2006年から建造されていて、2008年4月16日に命名進水式が行われました。2009年5月完成予定で、艦名は『しらせ』です。任務を終えた『しらせ』は、展示存続の声が高かったのですが、残念ながら2008年12月に解体が決定されました。

砕氷艦しらせ

砕氷艦しらせは横須賀地方隊所属の砕氷艦で、速度3ノット、1.5mの厚さの氷を連続砕氷できる能力を持っていました。乗員全てが海上自衛隊員です。

砕氷するために幅のある艦体で、1本煙突です。マスト上に見張りポストがあり、氷海での監視用に使われます。クレーンが前甲板に2基、後部に2基、貨物積み降ろし用に装備されています。ヘリコプター甲板と格納庫も艦体後部に備え、輸送用のヘリコプター、S-61A-1と観測用のヘリコプターOH-6Dが搭載されていました。

乗組員居住区と、観測隊員居住区は完全に分離されています。観測隊員室は基本2人部屋で、観測体長と副体長の部屋は個室です。海賊防止用に自動小銃も装備されていました。

  • 基準排水量 11,600t
  • 馬力 30,000PS
  • 主機械 ディーゼル6基 推進電動機6基 3軸
  • 定員 230名
  • 速力 19kt
  • 主要寸法 134×14.5×9.2m(長さ、幅、深さ、喫水)
  • 特殊装置 ヘリコプター(3機) 搭載装置一式 各種洋上観測設備一式
※海上自衛隊公式ホームページより引用

保存の断念

引退した『しらせ』の保存を希望する声が多かったのですが。2008年10月24日、政府の南極地域観測統合推進本部は展示保存を断念、解体すると発表しました。

これまでの南極観測船や海上自衛隊でも他に例を見ない規模の大型艦だったため(現在最大規模なのは『ましゅう』)維持して展示して行くには相当の費用がかかり、引き取り手との折り合いが中々決まらず、民間船と違い、自衛艦のために輸出も難しいことから、スクラップになる運命を辿ります。

2代目砕氷艦しらせ

先代の『しらせ』が老朽化のために引退し、後継艦として、南極への南極観測隊・物資の輸送や観測を行うことになります。

規模は初代『しらせ』とほぼ同じ規模になり、砕氷能力を向上させ、搭載機も大型のヘリコプターを搭載できるようになります。これまでになかった新機能として、コンテナ方式の荷役システムで貨物積降時間の短縮を図り、喫水附近をステンレス外装にすることで、砕氷力の向上と、船体塗装剥離による海洋汚染の防止をし、横揺れ防止装置なども装備されます。

艦内の設備についても、南極の環境保全を目的として廃棄物処理用の設備が充実される予定です。

予算の問題で、初代『しらせ』の引退から、後継の『しらせ』の就役までに約1年のスパンがあくことになり、かつて初代『しらせ』が救助したことのあるオーストラリアの民間砕氷船『オーロラ・オーストラリス』をチャーターすることになっています。

『しらせ』の命名

2代目の砕氷艦は、一般公募で違う名前が1位になっていました。海上自衛隊では、現在艦船につけられている同じ名前を使ってはいけないとされていたからです。

しかし、『しらせ』の艦名を残して欲しいとの投書が数多く届き、政府の南極地域観測統合推進本部は、命名基準を変更し、『しらせ』の名前を残すことになりました。

2007年11月13日、先代同様『しらせ』に決定。2008年4月16日に行われた命名式では防衛大臣によって正式に『しらせ』と命名することが宣言され、進水式が執り行われました。

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