自衛隊の音楽隊
海上自衛隊の音楽隊は、東京音楽隊とも呼ばれています。
音楽演奏を主な任務としていて、上用賀基地に置かれ、防衛大臣の直轄部隊になり、広報活動のための派遣演奏や音楽隊員に教育などを行っています。東京音楽隊は、東京音楽隊以外の隊員に対しても、音楽の教育訓練を行うために、音楽科だけではなく、総務科、教育科が置かれています。
自衛隊音楽祭り
自衛隊音楽祭りは、海外からの軍楽隊を迎えて、海上自衛隊東京音楽隊、陸上自衛隊中央音楽隊、航空自衛隊航空中央音楽隊の三大自衛隊中央音楽隊と、全国から参加する音楽隊、302保安中隊、防衛大学校儀仗隊によって、毎年11月に日本武道館で2日間にわたり、2公演ずつ、演奏・演技が行われます。
一般観覧する場合は、往復はがきで申し込んで、招待者は抽選で決められます。この本祭りの他にも各地で音楽祭りが行われます。三大自衛隊中央音楽隊の合同コンサートや、各部方面の音楽祭りも開かれています。
音楽隊に入るには
自衛隊員とは言え、音楽活動が任務になり、特別国家公務員には変りありませんので、音楽をやりたい人にとっては大変人気のある部署です。
他の自衛隊の職種に比べても華やかさがあり、公務員の音楽隊員は職業演奏家としても世間から認められるので、音楽関係者からは大変人気を集める職業選択の1つと言われています。
簡単にはなれない
自衛隊の音楽隊に入りたいのであれば、楽器演奏のレベルは相当なものでなければいけません。学生時代、吹奏楽部に籍を置いていただけではまず無理だと考えた方がいいでしょう。
少なくとも専門家についてレッスンを受けていることが望ましいくらいです。音楽大学出身の者でさえ、試験に落ちるような状況です。
なぜなら、音楽隊が望むものは、これから育つ音楽家ではなく、即戦力になる人材が欲しいからです。
どこで申し込む?
自衛隊にある音楽隊は、海上自衛隊だけではなく、陸上自衛隊にも航空自衛隊にも音楽隊があります。どの自衛隊も音楽演奏が任務になります。
自衛隊の音楽隊は、全国に6部隊、陸上自衛隊で全国に21部隊、航空自衛隊が全国に5部隊あります。駐屯地などでも音楽活動はしていますが、これは専任してやっているわけではなく、クラブ活動のようなものになります。
全国に32の音楽部隊がありますが、各音楽隊ごとに個別に説明会を行っています。この説明会に参加しなければ道は開けません。その年ごと、部隊ごとに募集人員や募集する楽器も違いますので、事前の確認が必要になります。
説明会は夏から秋にかけてが多いようですので、各部隊の音楽隊の人事課に電話で問い合わせてみましょう。
部隊 |
海上自衛隊 |
陸上自衛隊 |
航空自衛隊 |
長官直轄部隊 |
東京音楽隊 |
中央音楽隊 |
航空中央音楽隊 |
方面直轄部隊 |
大湊音楽隊 |
北部方面音楽隊 |
北部航空音楽隊 |
横須賀音楽隊 |
東北方面音楽隊 |
中部航空音楽隊 |
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舞鶴音楽隊 |
東部方面音楽隊 |
西部航空音楽隊 |
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呉音楽隊 |
中部方面音楽隊 |
南西航空音楽隊 |
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佐世保音楽隊 |
西部方面音楽隊 |
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師団直轄部隊 |
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第1音楽隊(練馬) |
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第2音楽隊(旭川) |
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第3音楽隊(兵庫) |
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第4音楽隊(福岡) |
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第5音楽隊(帯広) |
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第6音楽隊(山形) |
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第7音楽隊(千歳) |
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第8音楽隊(熊本) |
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第9音楽隊(青森) |
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第10音楽隊(名古屋) |
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第11音楽隊(札幌) |
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第12音楽隊(練馬) |
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第13音楽隊(広島) |
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第1混成団音楽隊(沖縄) |
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第2混成団音楽隊(香川) |
音楽隊説明会
説明会は、音楽隊の概要の他に、音楽隊になるための進路などが説明されます。部隊によっては施設内を見学し、その後、説明会参加者は演奏をしなければいけません。説明会=オーディションなのです。
課題曲の他に、自由曲、視唱と聴音、音楽理論のオーディションが行われます。ここで合格すると、自衛隊に入隊後、音楽隊員として採用されることがほぼ100%決まりますが、これだけで音楽隊員になれるというわけではありません。
自衛官の採用試験も受けなければ行けません。自衛官として採用にならなければ、音楽隊員にもなれないのです。もちろん受験資格は自衛官採用試験の条件にあてはまっていなければいけません。さらに、自衛官として採用が決まってもすぐに音楽隊に入れるわけではなく、入隊後は新隊員教育を普通に自衛官として入隊した隊員と共に基礎共通科目を受けなければ行けません。
これらを乗り越えて初めて音楽隊員となれるのです。


